| 先日、うちの患者さんのNさんが見えて、良いお話をしてくださったので紹介します。
Nさんは以前に営林所へ勤めていらっしゃったのですが、今は町の森林アドバイザーとして活躍なさっています。
時々、小学校の特別講師を依頼され、子供達にいろいろな自然と樹木の話をしてあげるそうですが、その中で近頃はみんな木にも登れないとの事で、Nさんがハシゴをかけてスルスルと登って見せたら、先生や関係者と子供達全員がNさんに拍手喝采だったらしいのです。
Nさんは、自分の小さい頃は誰でもみんな木に登っていたし、木の実をとったり、ゆすって遊んだりしていたもので、何の不思議もない出来事が特別な事になっている事にビックリしたそうです。
近頃では木に刺激を与えないので、コケが異常にはえたり、キノコがはえて木の生命を脅かしているとの事でした。
やはり樹木も人と同じ自然の生き物なのですから、生命の営みとして、一定の外界からの刺激を受けて抵抗性をより強めていくもので、我々人間の営みと何の変わりもないものである事を熱っぽく教えて頂きました。
つまり、私達の毎日の生活でも同じ事が言えるのです。
流れのままにしていては、体はジリジリと年をとっていきますし、気力体力は日々衰えていくものです。
必死に生きていると、つい流れの勢いにまかれて、本体のバランスを失ってからでないと変調に気付かないものです。
持って生まれた自らのパワーを自分自信でちゃんとコントロールしなければならない事を改めて教えて頂いた価値のある一日でした。
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